1月9日でセレストがオープンして丸10年が経ちました。
10年店をやり続けてきたご褒美もかねて8日に常連様とワインを飲みました
僕が開けたワインが96年物のサンテミリオン プティシュバル
シャトー シュバルブラン のセカンドです。
買った当時はちょっと頑張れば買える価格でしたが
今では頑張っても買えない価格…
さすがに美味しい。カベルネフランの特徴の草っぽい香りなども出ていて
うっとりする味わいを楽しみながら10年間を振り返っていました。
オープンして1年間は自分にゆとりがなくスタッフに指示も出せず
お客様に迷惑をかけることが多々ありました。
様々な悪い点が上がりオープンスタッフが1年間の間に全て辞めて
新しい女性のスタッフが入ってからセレストのスタイルが固まっていきました。
良いスタッフが入り店が良くなっていく実感がありでもスタッフが辞めて入れ替わる。
そのたびに店の雰囲気が変わる経験もしました。
今のスタッフが入る前が半年ほど昼夜ほぼ自分一人でやっていた時期。
すみませんとお客様に謝りながらも料理を作りながらサービスすることを
自分でもよくやっていたなーと思います。
今のスタッフが入ってからは料理のサポートができ
なおかつパティシエとしての経歴があるので僕よりもデザートが美味しいことで
セレストの幅が一段と大きくなりました。
オープンして3年まではいつ店をたたんでしまうことに
なってしまうか分からない状態が続きました。
今でもそうですが本当に色んな失敗を数えきれない位にしてきました。
今も頑張れているのはお客様の〝美味しい”の一言が
踏みとどまれたのだと思います。
お客様に本当に感謝。