日別アーカイブ: 2015年12月9日

2016年 セレストおせち内容 7

SSC_0153 (2) SSC_0154 (2) SSC_0155 (2) SSC_0156 (2) SSC_0157 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆様のおかげでセレストの

お節が完売しました!

有難うございます m(__)m

おせち内容第7弾

ようやく全部の内容を

お伝えすることができます

まず一つ目はフォワグラ入りゴールデンボアポークのテリーヌ

こちらはセレストオープンからの定番商品です

ボアポークとは猪豚のことを指しますが

当初イノシシと豚を掛け合わせさらに黒豚と掛け合わせていると

教えて頂いたような気がするのですが

今や納品書にゴールデンボアポークと書かれていなくて

猪豚と書かれているではありませんか  Σ(゚д゚lll)

まあ品質が変わっていないので使い続けています。

この豚の特徴は何といっても脂にあります。

脂の融点が低く口どけが良い点と脂に甘みがあることです。

当店ではゴールデンボアポークを半頭買いをして使い分けています。

その脂分を生かし切っている料理がこのテリーヌなのです。

初めの頃は鶏の肝臓を多めに入れたビストロらしいパテのような

テリーヌを作っていたのですが

肝の風味が強くて残される方が多かったため

鶏肝の量を減らしコクを与えるために

フォワグラを入れるようになりました。  o(≧▽≦)o

なので柔らかいムースのようなテリーヌではなく

しっかり肉をかみしめるようなテリーヌに仕上がっています。

次の2品目フランス産鴨胸肉とフォワグラのスモーク

当店人気メニューを2つ合わせました。

自家製で燻製しているスモークは風味がしっかりしていて香りがよいと評判です。

ちなみに個人的に魚・肉両方にも会うのと

香りが好きなのとで桜チップを使っています

鴨はしっとり柔らかく仕上げることを気を付けていることと

フォワグラはじっくりと火を入れて口どけの良さが出るよう心がけています。

このフォワグラはフォワグラ好きな人が食べられると

必ずリピートしてくれる1品でかなり僕の中では自信のある料理です

3品目 ゴールデンボアポークのリエット

保存食ですがイメージとしては肉の入ったバターと思て頂くと解り易いかな

昔フランスのロワール地方の料理で

牛を育てられない地域の人がバターの替わりに

ラードを塗ってパンを食べていたところから

ソーセージやハム・ベーコンなど日持ちする加工品を作った時に出る

くず肉をラードで煮込んでほぐしラードと共にパンに塗って

食べたということを教えてもらいました。

レストランになるとラードでは重いので煮込むまではラードですが

混ぜ合わせるときにラードの替わりにバターを使っていたりします。

セレストではコクも欲しいのでバター多めのラードをブレンドして

合わせています。

4品目 真蛸と野菜のマリネ

お節にタコの煮物がよく入っているのでセレストではっていう料理です。

蛸の火入れも色んなやり方を教わっていろいろ試してきましたが

今は沸騰しない温度でじっくりと時間をかけて火を入れるやり方をしています。

生では柔らかいけれど噛み切りにくい

完全に火が入ると噛み切りやすいが固くなるので

その中間を狙って火入れをしてます。

最後の5品目 ホタテのベーコン巻きソテー

テッパン料理です。素直に美味しいです。(^o^)

ただ難点はホタテ貝柱が価格高騰していること…   f^_^;)

震災で三陸沖のホタテの1大産地が壊滅状態になってから

復興していないことが大きな原因です。

養殖業者の社長さんの年齢が高くて借り入れが難しいことが理由の一つです

養殖の機材を買うだけで1億円かかることを聞いたのでわかる気がします…

でも年始に美味しい料理を食べたいという思いで今年も付けちゃいます。

という今年のおせち内容です。

今年は皆さんのおかげで完売して嬉しいです。

売り切ったおかげで身内分がなくなったため急遽おせちの箱を発注しました。

発注量が少なければ申し訳ないので少し多めに取り寄せていますので

3~4セット分ならご用意できると思います。

欲しいからは早めにご連絡くださいね。