塩加減について


皆様味付けする時に塩を使うと思いますが

塩味を付けるという思いで使われていると思います。

しかしフランス料理を学ぶという事でフランスに渡り

フランスでの塩加減というと、私の感覚で塩が強すぎる感じでした。

理解できずになぜそうするのかとの問いに返ってきた答えが

旨味を(甘みを)引き出す  という事でした。

そう 旨味を引き出す為に塩を打つのです。

食材の持っている甘味や旨味が一番強く感じるまで塩を打つのです。

申し訳ありませんが減塩には興味がありません。

(但し薄味を求められると控えます)

必要とする塩の量があると思っているのです。

食材に塩を打っていくとだんだん甘味や旨味が増していきますが、

一番強く感じるポイントを過ぎて塩を加えると

いっきに塩辛くなってしまいます。

そうなると食材が台無しになってしまいます。

フランスでの体験はこういうことであり、

果敢に攻めて塩を打っているみたいでした。

薄味の関西人だった私が塩辛く感じたことは言うまでもありません。

しかしこういう味に慣れてしまうと

甘味や旨味が強く感じられる為

こっちの味を舌が求めるようになりました。

この塩加減を”適量”と呼ぶのだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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